AviUtlの拡張編集で動画編集をする流れ

AviUtlは無料でありながら拡張性が高く、拡張編集機能を活用すれば一般的な動画編集ソフトと遜色ない作業ができます。本記事では、本体&プラグイン導入 → プロジェクト作成 → 素材読み込み → カット&トランジション → テロップ追加 → BGM・効果音 → 書き出し → 効率化テク、までの編集フロー全体を初心者向けに通しで解説します。

🎬 「拡張編集を有効化 + L-SMASH Works/x264guiEx/patch.aulの3点セット」が出発点です。

💬 Yahoo!知恵袋 投稿例(2024年8月)
「AviUtlを始めたばかりですが、動画編集の流れが全体的にどうなっているか分からず、手が止まっています。素材を入れてから書き出しまでの工程を全部把握したいです。」
— 動画・映像カテゴリより引用

本記事は、まさにこの全体像把握をテーマにしています。8工程を順に押さえれば、最初の作品はそのまま完成まで運べる構成。「環境構築に時間を取られず、すぐに編集に入りたい」という方は、Mac/Win両対応で導入が早い Adobe Premiere Pro の無料体験 を視野に入れて比較してみるのもおすすめです。

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1. AviUtlで動画編集を始める前の準備

AviUtlで本格的な動画編集を行うには、まず「拡張編集」機能を有効にし、必要なプラグインを導入することが不可欠です。これらの準備を整えれば、スムーズな編集作業が可能になります。

1.1 AviUtl本体と拡張編集プラグインの導入

AviUtl本体だけではシンプルな動画編集しかできませんが、拡張編集プラグインを導入することで、タイムラインを使った高度な編集が可能に。最新の安定版は、AviUtl本体がバージョン1.10、拡張編集プラグインがバージョン0.92が推奨されています。

ダウンロードしたファイルは、一つのフォルダにまとめて配置するのが一般的。「AviUtl」というフォルダを作って、その中に本体と拡張編集プラグインのファイルをすべて展開して入れる流れにすると、ファイル管理がしやすくなります。

1.2 必須プラグインの導入と設定

AviUtlは初期状態では扱えるファイル形式が限定的。MP4などの一般的な動画ファイルを読み込んだり出力したりするには、追加プラグインの導入が必須です。とくに以下のプラグインは必須級。

  • L-SMASH Works(入力プラグイン): MP4・MOV・WMV・FLVなど、多様な動画・音声ファイルをAviUtlで読み込めるようにする。Mr-Ojii版の利用が推奨されています。
  • x264guiEx(出力プラグイン): 高品質なMP4形式で動画を出力するために必要。YouTubeなどへのアップロードにはこの形式が推奨されます。
  • patch.aul: AviUtlの数多くのバグ修正・高速化・機能追加を行ってくれる有用なプラグイン。
  • InputPipePlugin: L-SMASH Works使用時のメモリ使用量を削減し、動作を安定させる効果あり。

これらのプラグインは、AviUtl本体と同じフォルダ、または「Plugins」フォルダに配置することで有効化。初期状態ではPluginsフォルダが存在しないため、手動で作成してから配置しましょう。

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プラグインはAviUtlの機能を大きく拡張する鍵です。とくにL-SMASH Worksとx264guiExは現代の動画編集で欠かせない存在なので、最初に必ず導入しておきましょう。


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2. 新規プロジェクトの作成と最適化

動画編集を始める前に、まず「新規プロジェクト」を作成し、動画のサイズやフレームレートなどの基本設定を行います。この設定は、最終的な動画の品質や編集中の動作の軽さに影響します。

2.1 プロジェクト作成の基本手順

AviUtlを起動し、拡張編集ウィンドウ(タイムライン)が表示されていることを確認。もし表示されていなければ、メニューバーから「設定」→「拡張編集の設定」をクリックして表示させます。

タイムラインの空白部分を右クリックし、表示メニューから「新規プロジェクトの作成」を選択。

ここで、動画の「画面サイズ(解像度)」「フレームレート(fps)」「音声レート(Hz)」などを指定。これらの設定は、編集する動画素材や最終的な公開先に合わせるのが重要です。

2.2 用途別おすすめプロジェクト設定

一般的な動画編集でよく使われる設定例を示します。

YouTubeなどWeb向け(HD/フルHD)

高画質での公開を目的とする場合、以下の設定が一般的。解像度を高くするほど、PCの処理性能が要求されます。

  • 画像サイズ: 1920×1080(フルHD) または 1280×720(HD)
  • フレームレート: 29.97fps(日本のテレビ放送規格に近く、Web動画でも一般的) または 60.00fps(より滑らかな動きが必要な場合)
  • 音声レート: 48000Hz(一般的な高音質)

DVD用プロジェクトの設定

最終的にDVDに書き出すことが目的の場合、DVDの規格に合わせた解像度で作成すると、編集中の動作が軽くなり作業効率が上がります。

  • 画像サイズ: 864×480(16:9ワイド画面) または 640×480(4:3標準画面)
  • フレームレート: 29.97fps
  • 音声レート: 48000Hz

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編集する元動画の解像度やフレームレートに合わせてプロジェクト設定を行うと、画質の劣化を防ぎ、スムーズな編集が可能。とくにこだわりがなければ、元動画に合わせるのが安全です。


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2.3 AviUtlの初期設定最適化

AviUtlをより快適に使うために、いくつかの初期設定を見直しましょう。「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」から変更できます。

  • 最大画像サイズ: 編集する動画の最大解像度に合わせて余裕を持った数値を設定。フルHD動画を扱うなら、幅2200・高さ1200程度に設定すると良い。
  • キャッシュサイズ: PCのメモリ容量に合わせてキャッシュサイズを増やすことで、プレビュー再生がスムーズに。使用メモリの50%〜75%程度が目安。
  • 再生ウィンドウの動画再生をメインウィンドウに表示する: この設定にチェックを入れると、AviUtlのメインウィンドウで直接動画が再生され、作業効率が上がる。

これらの設定はAviUtlを再起動することで反映されます。とくにキャッシュサイズは、プレビュー時のカクつきを軽減するために重要なポイント。

3. 素材の読み込みとタイムライン管理

プロジェクトを作成したら、動画・画像・音声などの素材をタイムラインに読み込んでいきます。AviUtlの拡張編集では、タイムラインが編集の中心。

3.1 動画・画像・音声素材の読み込み方法

最も簡単な素材の読み込み方法は、エクスプローラーなどから動画ファイルや画像ファイルを直接タイムラインにドラッグ&ドロップすること。ファイルがレイヤーとしてタイムラインに配置されます。

タイムライン上の任意の場所を右クリックし、「メディアオブジェクトの追加」から「動画ファイル」や「画像ファイル」などを選択して読み込む方法も可能です。

音声ファイル(MP3・WAVなど)も同様にドラッグ&ドロップで読み込めます。音声ファイルはタイムラインの「音声トラック」に配置。

3.2 タイムライン上での素材管理

タイムライン上では、各素材が「レイヤー」として扱われます。上のレイヤーにある素材ほど、下のレイヤーにある素材の上に表示される仕組み。これで動画の上にテロップを重ねたり、画像の上に別の画像を配置したり、といった編集が可能。

レイヤーの順番はドラッグ&ドロップで自由に変更でき、不要な素材は選択して「Delete」キーで削除可能。各素材の表示開始位置や表示終了位置は、タイムライン上でドラッグして調整できます。

複数の素材を扱う場合、タイムラインが複雑になりがち。不要なレイヤーを一時的に非表示にしたり、グループ化したりする機能を活用すると、整理しやすくなります。

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タイムラインは動画編集の設計図のようなもの。素材の配置や長さを正確に管理すれば、意図した通りの動画が作れます。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れると直感的に操作できるようになりますよ。

4. 基本的なカット編集とトランジション

💬 Yahoo!知恵袋(動画・映像カテゴリ / 2024.9)
「AviUtlで動画の真ん中の不要な部分だけをカットして前後をつなぎたいです。シーンの切れ目を滑らかにするにはどうすればいいでしょうか?」
— 動画・映像カテゴリより引用

このパターンは「分割→不要部分削除→トランジション追加」の3工程で実現できます。動画編集の基本となるのが、不要な部分をカットして、シーンとシーンの間を滑らかにつなぐトランジションの挿入です。

4.1 不要部分のカット方法

タイムライン上の動画素材を選択し、再生ヘッド(現在の再生位置を示す縦線)をカットしたい開始位置に合わせます。右クリックメニューから「分割」を選択すると、動画は再生ヘッドの位置で2つに分割。

同様に、カットしたい終了位置でも分割し、不要部分を選択して削除。複数のカットを繰り返せば、不要部分を取り除き、必要なシーンだけを繋ぎ合わせられます。

動画素材の端をドラッグして表示時間を短くする「トリミング」も可能。より直感的にカット編集を行えます。

4.2 トランジションの挿入

シーンとシーンの切り替わりを滑らかにするために、トランジション(画面切り替え効果)を挿入します。AviUtlの拡張編集では、「フェード」や「ワイプ」などの基本的なトランジションが標準で用意されています。

タイムライン上で、切り替えたい2つの動画素材の間にマウスカーソルを合わせると、切り替え部分が表示。その部分を右クリックし、「画面切り替え効果の追加」から適用したいトランジションを選択。

トランジションの種類や適用時間(フェードイン・フェードアウトの時間など)は、右クリックメニューから詳細設定で調整できます。

トランジションは多用しすぎると、かえって動画が幼稚に見えることがあります。シーンの雰囲気に合わせて、シンプルで効果的なものを選ぶのがおすすめ。

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カット編集は動画のテンポを良くするために重要。無駄な間をなくすことで、視聴者を飽きさせない動画になります。トランジションは、シーンの切り替わりを自然に見せるアクセントとして使いましょう。

5. テロップ(文字)の追加と編集

動画に情報を伝えたり、雰囲気を演出したりするために欠かせないのがテロップの追加。AviUtlでは、様々な表現でテロップを挿入できます。

5.1 基本的なテロップの挿入方法

タイムライン上の任意の場所で右クリックし、「メディアオブジェクトの追加」から「テキスト」を選択。これで新しいテキストレイヤーが作成されます。

テキスト編集ウィンドウが開くので、表示したい文字を入力。フォントの種類・サイズ・色・配置などを自由に設定できます。テキストレイヤーの表示時間や位置も、タイムライン上で調整可能。

5.2 テロップに動きや効果を追加する

AviUtlの拡張編集では、テロップに様々なアニメーション効果を付けられます。テキストレイヤーを選択した状態で、右クリックメニューから「フィルタオブジェクトの追加」を選択し、「アニメーション効果」などを適用。

「移動」効果を使えば、テロップを画面内を流れるように表示させたり、フェードイン・フェードアウトさせたりできます。「拡大・縮小」や「回転」などを組み合わせれば、よりダイナミックなテロップ表現も可能。

これらの効果は「中間点」を設定することで、時間経過とともに変化するアニメーションを作成可能。例えば、テロップ表示開始時に画面外からフェードインさせ、終了時に画面外へフェードアウトさせる演出が組めます。

テロップのデザインやアニメーションは、動画全体の印象を大きく左右します。動画の内容や雰囲気に合わせて、読みやすく魅力的なテロップを作成しましょう。

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テロップは単なる文字情報だけでなく、デザインや動きで視聴者の注意を引きつけ、理解を助ける重要な要素。様々なアニメーション効果を試して、動画にぴったりの表現を見つけてください。


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6. 音声編集とBGM・効果音の追加

動画の臨場感や感情を豊かにするために、音声編集は重要な工程。BGMや効果音の追加、音声レベルの調整などを行います。

6.1 音声素材の読み込みと調整

BGMや効果音などの音声ファイルも、動画素材と同様にタイムラインにドラッグ&ドロップで読み込み可能。音声ファイルは音声トラックに配置されます。

各音声レイヤーの音量レベルは、右クリックメニューから「音量調整」を選択して調整。BGMが大きすぎるとセリフが聞き取りにくくなるので、適切な音量バランスが大切です。

音声のフェードイン・フェードアウトも可能。BGMの始まりや終わりを自然にできます。

6.2 効果音の活用

効果音は、動画の特定のシーンにアクセントを加えたり、視聴者の感情を揺さぶったりするのに役立ちます。ボタンを押す音、画面遷移時の効果音、強調したい場面での効果音など、様々な用途で活用可能。

効果音は、そのシーンに合わせてピンポイントで配置することが重要。動画のタイミングと効果音のタイミングを正確に合わせれば、より効果的に機能します。

著作権フリーのBGMや効果音素材サイトを活用することで、安心して動画制作を進められます。様々なサイトがあるので、好みの音源を探してみましょう。

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音声は動画の「雰囲気」を作るうえで重要な要素。BGMの選曲や音量バランス、効果音のタイミング一つで、動画の印象は大きく変わります。音声にもこだわって編集してみてください。


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7. 動画のプレビューと書き出し

編集が完了したら、最終的な動画として出力(書き出し)を行います。その前に、必ずプレビューで全体の流れを確認しましょう。

7.1 プレビューでの確認ポイント

タイムライン上で再生ヘッドを動かし、動画全体を再生して、以下の点を確認します。

  • カット編集は正確か
  • テロップは正しく表示されているか
  • BGMや効果音のタイミング・音量バランスは適切か
  • トランジションは自然か
  • 意図した通りのアニメーションになっているか

プレビュー再生はAviUtlのメインウィンドウで行えます。再生がカクつく場合は、キャッシュサイズの設定を見直したり、不要なレイヤーを一時的に非表示にしたりすると改善されることがあります。

7.2 動画の書き出し(エンコード)方法

編集内容に問題がなければ、動画をファイルとして書き出します。メニューバーから「ファイル」→「プラグイン連携」→「x264guiEx」を選択(事前にx264guiExプラグインを導入している場合)。

開いたウィンドウで、出力する動画のファイル名、保存場所、エンコード設定を行います。YouTubeなどにアップロードする場合は、「プリセット」から「YouTube」などを選択すれば、適切な設定が自動で適用される。

設定が完了したら、「エンコード開始」ボタンをクリック。エンコードには時間がかかりますが、完了すれば動画ファイルとして出力されます。

エンコード設定では、画質とファイルサイズのバランスが重要。高画質に設定しすぎるとファイルサイズが大きくなり、アップロードに時間がかかったり、再生環境によっては重くなったりする可能性があります。目的に合わせて適切な設定を選びましょう。

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エンコード設定は少し複雑に感じるかもしれませんが、プリセットを活用すれば簡単。まずはYouTubeなどの一般的な設定で試して、慣れてきたらビットレートなどを調整して、より高品質な動画を目指しましょう。

8. AviUtl動画編集の効率化と応用テクニック

基本的な操作をマスターしたら、さらに効率的に動画編集を進めるテクニックや応用的な使い方を学びましょう。

8.1 ショートカットキーの活用

AviUtlの操作を速くするために、ショートカットキーを覚えることは有効です。例えば、

  • 「スペースキー」: 再生/一時停止
  • 「Cキー」: カット(再生ヘッドの位置で分割)
  • 「Ctrl + Z」: 元に戻す
  • 「Ctrl + Shift + Z」: やり直し

など、よく使う操作はショートカットを覚えると、マウス操作の手間を省けます。

8.2 よく使う設定の保存

特定のテロップスタイルやエフェクト設定など、頻繁に使う設定は「プリセット」として保存しておくことができます。これで、毎回同じ設定をやり直す手間が省け、作業効率が大幅に向上。

8.3 プラグインのさらなる活用

AviUtlの魅力は、豊富なプラグインによって機能を拡張できる点。例えば、

  • ゆっくりMovieMaker連携プラグイン: ゆっくりボイスを使った動画制作を効率化
  • テロップアニメーションプラグイン: より多彩なテロップアニメーションを実現
  • 画像編集プラグイン: 画像の加工や合成を強化

など、様々なプラグインが存在します。自分の作りたい動画スタイルに合わせて、便利なプラグインを探して導入してみましょう。

プラグインの導入はAviUtlの可能性を大きく広げます。ただし、多すぎると動作が不安定になることもあるので、必要なものだけ厳選して導入するのがおすすめ。

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AviUtlは、使いこなせば業務水準の動画が作れる強力なソフトです。今回紹介した基本操作をしっかりマスターし、さらに応用テクやプラグインを活用して、自分のクリエイティビティを発揮していきましょう。

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