AviUtlの拡張編集に標準搭載されている カスタムオブジェクト は、集中線・カウンター・レンズフレア・雪・雨・パーティクル等を クリック一つで動画に追加 できる強力ツール群。本記事ではカスタムオブジェクトの基本操作、標準13種の全機能と活用アイデア、フィルタ効果との組み合わせ、カメラ制御との連携、外部スクリプト導入までを総合解説します。
「AviUtlでカウントダウン動画を作りたいのですが、自作するのは大変そうです。標準で簡単に作れる機能はありますか? また、雪や雨の演出も入れたいのですが…」
Yahoo!知恵袋に寄せられた質問より(2024年10月)
📦 カスタムオブジェクト活用の3階層
| 階層 1 | 追加と基本パラメータ(X/Y/Z/拡大率/透明度/回転)の理解 |
| 階層 2 | 標準13種(集中線/走査線/カウンター/レンズフレア/雲/星/雪/雨/小物/ライン/扇型/多角形/ボケ/フレア/水面)の使い分け |
| 階層 3 | フィルタ効果+カメラ制御+外部スクリプトで表現を無限に |
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階層1: カスタムオブジェクトの基本操作
1-1. タイムラインへの追加
AviUtl拡張編集タイムライン上で 右クリック → 「メディアオブジェクトの追加」 → 「カスタムオブジェクト」。これでタイムライン上に新規カスタムオブジェクトが配置されます。

1-2. 種類の選択
タイムラインのカスタムオブジェクトをダブルクリック → 設定ダイアログの 左下プルダウンメニュー から目的の種類を選択。初期設定では「集中線」が選ばれていることが多い。

1-3. 共通パラメータ
| パラメータ | 役割 |
|---|---|
| X / Y / Z | 横/縦/奥行きの位置。Z軸で3D空間表現 |
| 拡大率 | 大きさ調整 |
| 透明度 | 透明度調整 |
| 回転 | 回転角度 |
これに加え、各オブジェクト固有の調整項目(集中線なら「中心の穴の開き具合」「線の濃さ」等)が用意されています。
設定ダイアログの各パラメータを少しずつ動かして変化を確認することで、理想的な表現に近づけられます。X/Y/Z/拡大率は他のオブジェクトとの連携や画面配置に大きく影響するため、特に意識して調整を。

設定ダイアログの右クリックメニューから、設定の初期化や現在の設定を初期値として保存することも可能。よく使う設定は保存しておくと、作業効率が格段にアップします。
階層2: 標準13種のカスタムオブジェクト全解説
① 集中線
漫画/アニメでよく見られる中心に向かう線の表現。感情の爆発・スピード感・注目演出 に効果大。

| 活用シーン | 具体例 |
|---|---|
| 感情表現 | キャラの驚き/怒り/興奮の背景に |
| スピード演出 | 高速移動シーンに重ねる |
| ワープ表現 | 中心の穴の開き具合をアニメ → 空間歪み |
中心の穴をアニメで動かすことで、よりダイナミックな表現に。色付け+発光フィルタの組み合わせで、デザインの幅が大きく広がります。
② 走査線
ブラウン管TV風の横線を規則配置。レトロ表現/SF的演出/グリッドデザイン に。


走査線は画面全体にかけると映像に独特の質感を付与できます。不透明度を下げてさりげなくノスタルジックな雰囲気を演出する使い方もおすすめ。
③ カウンター
数字のカウントアップ/ダウン/時間表示が可能。カウントダウン動画/統計データ表示/ストップウォッチ 等に。

表示形式を「時間」にすれば手軽にカウントダウンタイマー化。フォント/色/サイズを動画雰囲気に合わせて調整可能。
④ レンズフレア
カメラレンズに光が映り込む現象をシミュレート。幻想的雰囲気/光の存在感 を映像に加えられます。

設定メニューから光芒/虹輪/光輪等のデザイン変更可。光源の大きさ/位置をアニメさせるとよりリアルな光の動きが表現できます。GIFよりも実際の動画出力で美しいグラデーションに。
⑤ 雲
ふわふわした雲の表現。空の表現/幻想的背景/夢のシーン に最適。


雲の「角度」「動く方向」調整でバリエーション豊富に。不透明度を下げて複数重ねれば、奥行きのある雲海のような表現も可能になります。
⑥ 星
キラキラ輝く粒子の星。宇宙空間/魔法演出/夜景強調 等に。

「個数」「速度」「方向」で密度や流れを細かく制御。発光や拡散光フィルタとの組み合わせで、星の輝きをリアル&美しく見せられます。
⑦ 雪
上から下へ粒子が降る雪。冬シーン/ロマンチック演出/季節感 に最適。


「揺らぎ幅」「奥行き」調整で雪の舞い方や立体感を表現可能。ただし「個数」を増やしすぎるとAviUtlの処理が重くなるので注意。
⑧ 雨
線状の粒子で雨を表現。雨の情景/悲しいシーン/激しい天候 に。

「速度」「方向」調整で小雨〜土砂降りまで表現幅自在。水滴テクスチャを工夫すればリアルな雨粒も再現可能。
⑨ ランダム小物配置
3D空間内にランダム配置されるオブジェクト(立方体/球体等)。サイバー空間/抽象背景/3D空間演出 に。


単体では静止配置ですが、AviUtlの「カメラ制御」と組み合わせれば、配置オブジェクトの中をカメラが移動する本格的な3D空間表現に。
⑩ ライン(移動軌跡)
オブジェクト移動に合わせて線を描画。地図の移動経路/案内動画/図形描画 等に便利。

線の太さ/色/先端形状(矢印等)を調整可能。中間点で複雑な曲線も描けます。
「AviUtlの集中線と星を組み合わせてみたのですが、思ったような迫力が出ません。フィルタ効果を重ねるとどんな違いがあるのでしょうか?」
Yahoo!知恵袋 動画/映像 2024年10月の相談
⑪ 扇型
円ベースのデザイン。円グラフアニメ/ローディング表示/円形デザイン に。


「線の太さ」「角度」「領域」の調整で、扇形だけでなく円の枠線やドーナツ状の図形まで作成可能。アニメと組み合わせると動きのあるグラフ表現も実現できます。
⑫ 多角形
頂点数を指定して任意の多角形を作成。図形描画/モーショングラフィックス/マスク に活用。

「頂点数」で角の数、「ライン幅」で線の太さを調整。「固定サイズ」「縦横比」で正確な比率を確保可能。「簡易塗り潰し」で塗りつぶし状態にも切替可。
⑬ 周辺ボケ光量
映像の円形周辺をぼかし/明暗調整。ビネット効果/被写体強調/深度ボケのシミュレート に。


映像全体にかけることで手軽にクオリティアップしやすいテクニック。特にポートレートやインタビュー動画で、被写体を際立たせたい場面で効果を発揮します。
⑭ フレア
光を使ったフレア表現(レンズフレアより汎用)。タイトル演出/写真登場効果/背景アクセント に。

光源の大きさ/位置を細かく調整可能。「かっこいい系」表現に貢献。実際の動画出力で美しいフレアが表現されます。
⑮ 水面
波打つ水面のデザイン。水辺の情景/反射表現/幻想的演出 に。


水面の波の動きや透明度を調整して、穏やかな水面〜荒々しい波まで様々な表情を表現可能。他オブジェクトと合成すれば、水面の景色反映もシミュレートできます。
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階層3: カスタムオブジェクトを使いこなすヒント
3-1. フィルタ効果との組み合わせ
カスタムオブジェクトの設定ダイアログ右上の 「+」ボタン からフィルタを追加。表現が無限に広がります。
| フィルタ | 合うカスタムオブジェクト | 効果 |
|---|---|---|
| 発光/拡散光 | 星/フレア/レンズフレア | より強い輝きや光の広がり |
| 色調補正 | 全般 | 動画全体のトーンに合わせる |
| ブラー(ぼかし) | 集中線/走査線 | 残像感・幻想的雰囲気 |
適用する順番で効果が変わる場合もあります。様々な組み合わせを試して、最適なバランスを探りましょう。
AviUtlの部分フィルタの簡単な使い方
AviUtlの「部分フィルタ」は、動画や画像の一部にだけ特定のエフェクトを適用できる強力な機能です。他の動画編集ソフトでは「マスク機能」とも呼ばれ、映像表現の幅を大き
3-2. カメラ制御との連携で3D空間演出
「ランダム小物配置」「星」 など3D前提のオブジェクトは、AviUtlの「カメラ制御」と組み合わせるとダイナミックな映像表現が可能に。カメラを動かしてオブジェクト内を移動/視点変更する 本格3D空間アニメ が作れます。
AviUtlでグループ制御を使って写真や動画をまとめて管理する方法
AviUtlで複数の写真・動画・テキストを「まとめて動かす」「同じエフェクトを一括で当てる」を実現するのが グループ制御 です。本記事では、機能の本質(親子関係)、よく
3-3. 外部スクリプトで表現の天井を破る
標準カスタムオブジェクトだけでも強力ですが、有志公開の 外部スクリプト を導入するとさらに高度な表現が可能。標準機能では実現できない複雑なアニメ/特殊効果を扱えます。導入は専門的ですが、挑戦の価値あり。信頼できる配布元からダウンロード し、セキュリティに注意を。

外部スクリプト追加後はAviUtl再起動かF5キーでキャッシュ破棄。これで新しいスクリプトが認識されます。導入直後の「動かない」トラブルはほぼこれで解決。
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AviUtlの標準カスタム+外部スクリプトの組み合わせで表現の限界に達したら、次は After Effectsのプラグイン群(Trapcode/Optical Flares/Element 3D)。雪/雨/光/3D空間表現が業界標準クオリティで実現可能になります。
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カスタムオブジェクト習得の全体図
AviUtlのカスタムオブジェクトは 13種の標準オブジェクト × フィルタ効果 × カメラ制御 × 外部スクリプト という組み合わせで無限の表現が可能。基本操作と共通パラメータを押さえたら、まずは1つ自分の動画に合う種類を選んで適用し、フィルタを少しずつ重ねていくのが効率的な習得ルートです。
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