【新郎パート完全版】プロフィールムービーで感動を呼ぶ写真・コメント・BGM選びと著作権対策

結婚式のプロフィールムービーは、新郎新婦それぞれの生い立ちから二人の馴れ初めまでを紹介する、感動的な演出です。特に新郎パートは、ゲストに新郎の人柄やこれまでの歩みを深く知ってもらう大切な機会となります。しかし、「どんな写真を選べばいい?」「コメントはどう書く?」「BGMは何がいい?」と、いざ制作に取り掛かると悩んでしまう方も少なくありません。

この記事では、プロフィールムービーの新郎パートに焦点を当て、写真選びのコツ、心に響くコメントの書き方、そして感動を呼ぶBGMの選び方まで、プロの視点から徹底解説します。著作権に関する重要な情報や、ムービー全体の完成度を高めるためのヒントも満載です。この記事を読めば、あなたの理想とする最高のプロフィールムービーが完成するでしょう。

プロフィールムービー新郎パートの基本と成功の秘訣

プロフィールムービーは、一般的に「オープニング」「新郎生い立ち」「新婦生い立ち」「二人の馴れ初め」「エンディング」の5つのパートで構成されます。このうち、新郎パートは新郎の誕生から現在に至るまでの人生を振り返る重要なセクションです。ゲストに新郎の人柄や成長の軌跡を伝えることで、より深い共感と感動を呼び起こすことができます。

ムービー全体の時間は5分から8分程度にまとめるのが理想とされており、長すぎるとゲストが飽きてしまう可能性があるため注意が必要です。 新郎パートには、全体の約1/3程度の時間を割り当て、写真枚数も新婦パートと同程度にすることで、バランスの取れたムービーに仕上がります。

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プロフィールムービーは、新郎新婦が中座している間に上映されることが多いため、ゲストが心地よく鑑賞できるよう、全体の時間と各パートのバランスを意識することが大切です。

心に響く写真選びの極意:新郎の生い立ちを鮮やかに描く

プロフィールムービーの出来栄えを大きく左右するのが写真選びです。新郎パートでは、あなたの生い立ちを物語る写真を厳選し、ゲストに「こんな人だったんだ!」「こんな成長があったんだ!」と感じてもらえるような構成を目指しましょう。

適切な写真枚数と配分

プロフィールムービー全体で使う写真枚数は、自作の場合は35枚程度、業者に依頼する場合は45枚程度が目安とされています。 新郎パートには、このうち10枚から17枚程度を割り振るのが一般的です。

各年代(赤ちゃん、幼少期、小学校、中学校、高校、大学、社会人、現在の趣味や友人との写真など)からバランス良く1~3枚ずつ選ぶと、成長の過程がより伝わりやすくなります。

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特定の時期の写真が少ない、あるいは見つからない場合でも、全ての時期を網羅する必要はありません。無理に探すよりも、手元にある写真の中から、特にエピソードのあるものや印象的なものを選びましょう。

写真選びの重要ポイント

  • 時系列順に並べる: 生い立ちの物語をスムーズに伝えるため、写真は必ず年代順に配置しましょう。
  • 顔がはっきり写っているものを選ぶ: ゲストが新郎の成長を追えるよう、顔が鮮明に写っている写真を選びましょう。
  • 横長写真がおすすめ: ムービーの画面比率(16:9)に合わせることで、画面いっぱいに大きく表示でき、見栄えが良くなります。
  • 家族や友人との写真を積極的に使う: 両親や兄弟、学生時代の友人など、新郎の人生に深く関わってきた人々との写真は、ゲストにとっても共感を呼びやすく、感動的なムービーになります。
  • 思い出の場所や趣味の写真: 新郎の個性や人柄が伝わるような、思い出の場所や熱中した趣味の写真も効果的です。

避けるべきNG写真と注意点

せっかくのプロフィールムービーが台無しにならないよう、以下の写真の使用は避けましょう。

  • 顔が切れている写真: 誰が写っているのか分かりづらく、見ている人が混乱します。
  • 元恋人が写っている写真: 結婚式という場にふさわしくありません。必ず確認し、使用しないようにしましょう。
  • ピントが極端にぼやけている、画質の悪い写真: 映像全体のクオリティを下げてしまいます。
  • 過度な加工写真(プリクラ、SNOWなど): 一部の加工は問題ありませんが、過度なものは避けた方が無難です。
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昔の写真をデータ化する際は、スマホのカメラで撮影するよりも、スキャナーアプリや写真店でのデータ化サービスを利用すると、より高画質で保存できます。

ゲストの心をつかむコメント作成術:新郎の人柄と感謝を伝える

写真に添えるコメントは、新郎の生い立ちや人柄をゲストに伝える上で非常に重要な要素です。単なる説明文ではなく、当時のエピソードや感情、そして感謝の気持ちを込めることで、ムービーに深みと感動が生まれます。

コメントの役割と文字数目安

コメントは、写真だけでは伝わりにくい背景や感情を補足し、ゲストの共感を促す役割を担います。 1枚の写真につき、20~25文字程度にまとめるのがおすすめです。長すぎると読みづらく、短すぎると情報が不足してしまいます。

コメントは「誰と」「どこで」「何をしていたか」といった具体的なエピソードに加えて、「どんな気持ちだったか」「誰に感謝したいか」といった感情を盛り込むと、より心に響くものになります。

シーン別コメント例文と作成のコツ

以下に、新郎パートでよく使われるシーンごとのコメント例と、作成のポイントをご紹介します。

時期 コメント例 ポイント
誕生~幼少期 〇〇年〇月〇日 〇〇家の長男として誕生。3450gの元気な赤ちゃんです。いつもいたずらばかりで、お母さんを困らせていたそうです。 親への感謝や、当時のやんちゃなエピソードを可愛らしく紹介。
幼稚園・小学校 幼稚園時代から運動が得意で、いつも一等賞でした。小学校から野球を始め、中学高校と続けました。 得意なことや熱中したこと、当時の性格がわかるエピソード。
中学校・高校 中学では坊主頭。頭がいつも寒かったなー。甲子園を目指して猛練習した、夏の思い出があります。僕の周りに写っている〇〇たち、後で楽しい余興をしてくれるはず笑 青春時代の思い出、友人との絆、ユーモアを交えるのも効果的。
大学・専門学校 大学に入ると一気にチャラ男に変身。髪がある喜びを感じています。大学で出会った仲間たち、最高の友達です。 学生生活の変化、出会った人々への感謝。
社会人時代 現在は株式会社〇〇でデザイナーの仕事をしています。休日には時々サーフィンへ。妻の〇〇ともこれからは一緒に行きます。 現在の仕事や趣味、そして新婦との未来に触れる。
締めの言葉 本日はお忙しい中ご出席いただき誠にありがとうございます。こんな未熟な私ですが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。 ゲストへの感謝と、これからの抱負を伝える。

コメント作成時の注意点

  • 具体的なエピソードを盛り込む: 「楽しかった」だけでなく、「〇〇で〇〇したのが楽しかった」のように具体的に書くと、ゲストに情景が伝わりやすくなります。
  • ユーモアを交える: 適度な自虐ネタやクスッと笑えるエピソードは、ムービーをより魅力的にします。
  • 両親や友人への感謝を伝える: 育ててくれた両親や、支えてくれた友人への感謝の気持ちをコメントに含めると、感動が深まります。
  • 忌み言葉・重ね言葉を避ける: 結婚式にふさわしくない言葉は使用しないようにしましょう。
  • 内輪ネタになりすぎない: ゲスト全員が楽しめる内容を心がけましょう。
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コメントが完成したら、一度声に出して読んでみましょう。不自然な箇所がないか、ゲストに伝わりやすいかを確認できます。可能であれば、第三者にも見てもらい、客観的な意見をもらうとさらに良いでしょう。

感動を呼ぶBGM選び:新郎パートを彩る一曲を見つける

プロフィールムービーのBGMは、映像の雰囲気を決定づけ、ゲストの感情移入を促す重要な要素です。新郎パートにぴったりの一曲を選ぶことで、ムービーの感動を何倍にも高めることができます。

BGMがムービーに与える影響

BGMは、写真とコメントだけでは伝えきれない感情や空気感を表現する力を持っています。明るく楽しい曲を選べば、新郎の元気な人柄が伝わり、感動的なバラードを選べば、ゲストの涙を誘うムービーになるでしょう。

曲選びのポイント

  • 新郎の人柄やムービーの雰囲気に合わせる: 明るく元気な新郎ならアップテンポな曲、落ち着いた雰囲気ならミディアムテンポやバラードなど、新郎のイメージに合った曲を選びましょう。
  • 歌詞の内容を重視する: 歌詞が新郎の生い立ちや感謝の気持ち、未来への希望とリンクしている曲を選ぶと、よりメッセージ性が高まります。
  • テンポと尺の考慮: 写真の切り替わりやコメントの表示時間に合わせて、テンポの良い曲を選ぶと、間延びせずスムーズな印象になります。ムービー全体の尺に合うよう、曲の長さも考慮しましょう。
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新郎パートだけでなく、新婦パートや二人のパートとのBGMのバランスも重要です。全体の統一感を意識し、曲調や雰囲気に大きなギャップがないように選ぶと良いでしょう。

新郎パートにおすすめの人気BGM

新郎パートで特に人気が高く、感動を呼ぶBGMをいくつかご紹介します。これらの曲は、ISUM(一般社団法人 音楽特定利用促進機構)の週間申請ランキングでも上位に登場することが多い楽曲です。

君とつくる未来 / ケツメイシ

これから二人で未来を築いていく前向きな気持ちが伝わる歌詞が、プロフィールムービーにぴったりです。ミディアムテンポで爽やかなメロディーが、ゲストにも心地よく響きます。

Wherever you are / ONE OK ROCK

壮大なバラードで、深い愛情と感謝を伝える歌詞が感動を呼びます。特に、新郎から新婦へのメッセージを込めるシーンにもおすすめです。

Million Films / コブクロ

二人の思い出をフィルムに例えた温かい歌詞が特徴です。穏やかなメロディーが、懐かしい写真と共に感動を演出します。

ありがとう / 大橋卓弥

ストレートな感謝の気持ちを伝える歌詞が、両親や友人へのメッセージに重なります。感動的なシーンに最適な一曲です。

Just The Way You Are / Bruno Mars

洋楽ながらも耳馴染みが良く、ロマンチックで温かい雰囲気を演出します。おしゃれなムービーにしたい新郎におすすめです。

上記以外にも、Official髭男dismの「115万キロのフィルム」や絢香の「ありがとうの輪」なども、プロフィールムービーで非常に人気の高い楽曲です。

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著作権の重要性とISUMによる適法利用

結婚式のプロフィールムービーで市販の楽曲を使用する際には、著作権に細心の注意が必要です。無断で楽曲を使用すると、著作権侵害となり、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

特に重要なのが「複製権」です。CDから楽曲を抽出し、映像に組み込む行為は「複製」にあたるため、著作権者からの許諾が必要になります。

この問題を解決するために、一般社団法人 音楽特定利用促進機構(ISUM)という団体があります。ISUMは、結婚式での楽曲利用に関する著作権・著作隣接権の処理を代行してくれるサービスを提供しており、ISUMの楽曲リストに掲載されている曲であれば、適法に利用することが可能です。

通常、ISUMへの申請は、結婚式場や映像制作会社が代行してくれます。 自作ムービーの場合も、ISUM登録事業者を通じて申請を行う必要があります。

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使用したい楽曲がISUMのリストにあるか、事前に確認しましょう。もしリストにない場合は、著作権フリーのBGMを利用するか、会場でCDを流す形式にするなどの代替案を検討する必要があります。 また、自作ムービーで音楽を映像に直接組み込む場合、音と映像のズレを防ぐためにも、会場でCDを別途流す形式は避けるのが賢明です。

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