ムービーメーカーで回転させる方法

ムービーメーカーで行う動画編集で写真や動画クリップを回転して配置したいという場合もあります。ムービーメーカーには写真や動画クリップを回転させて配置するための機能が標準で搭載されています。縦横の保存形式がおかしくなってしまっている写真素材を利用したい時には、動画編集ソフト側で回転させて正しい向きに戻すことも出来ます。スライドショーの作成で写真を多く編集で利用する時にも回転編集は必要になる機能です。このページではムービーメーカーで出来る回転編集についてご紹介しています。

ムービーメーカーで回転させる方法

ムービーメーカーで出来る回転の編集にはいくつか種類があります。動画クリップを再生している時にぐるっと一回転させるアニメーション表現や、静止した状態で回転させて正しい向きに直すための回転機能があります。ムービーメーカーで出来る回転の編集方法についてみていきましょう。

回転アニメーション:360度スピン

回転動作を動画編集のアニメーション技法として活用する場合には360°スピンアニメーションを利用できます。「360°スピン」は「視聴効果>特殊効果>360°スピン」から適用することが可能です。360°スピンでは選択した動画や写真クリップを360°回転させる事が出来ます。ムービーメーカーで出来る回転のアニメーションはこの360°スピンのみです。スムーズに一回転ぐるりと回したい時にはこの特殊効果を利用します。

静止した回転:90°、180°、270°、角度の回転

写真の向きが間違っているときなどには写真を制止させた状態で回転させたい時もしばしばあります。写真ファイルそのもののデフォルトの縦横の設定を変更してから再度読み込むという方法もありますが、動画編集ソフト内で傾きの調整が出来ると便利です。

制止させた状態で回転を行う為にはストーリーボード上のクリップを選択し「ホーム」タブの「編集」から「左へ回転」や「右へ回転」を適用します。90°ずつ回転が加えられていくので、クリック数回数を変更して回転角度を調整できます。180°回転させるために2回クリックして回転させます。

微妙な角度調整

写真や動画の回転編集では1°にも満たない微妙な角度調整が必要になるケースもしばしばあります。しかし残念ながらムービーメーカーには微妙な角度調整の機能はありません。90°、180°、270°、360°のいずれかの角度でしか調整は出来ません。その為微妙な角度調整が必要になる場合には、一度画像を編集できるソフトなどで写真を開いて微妙な角度調整を行った後にムービーメーカーに戻ってくる形になります。

ムービーメーカー以外の他の動画編集ソフトではこの角度調整をもっと細かくできるものも多くあります。微妙な角度調整が必要な場合や、角度の回転動作を使ったアニメーションを高度に作成したい場合などは角度調整が得意な別の動画編集ソフトに切り替えることも視野に入れて考えても良いかもしれません。

ムービーメーカーで出来る回転編集

ムービーメーカーでも回転アニメーションを加えたり、写真の正しい向きに調整するために角度を静止させた状態で変更したりする機能が搭載されています。しかしムービーメーカーの回転の機能はとても簡易的なものなので、高度な回転アニメーションを作成することは出来ません。

ムービーメーカーで出来る回転編集は限定的なものになりますが、ムービーメーカーの機能的な限界も考慮しながら回転編集を行いましょう。

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