結婚式のクライマックスを飾るエンドロールムービーは、ゲストへの感謝を伝え、感動的な余韻を残す大切な演出です。その印象を大きく左右するのが、BGMとなる「エンドロール曲」の選び方。新郎新婦様の個性や結婚式のテーマに合った一曲を選ぶことで、忘れられないフィナーレを演出できます。
このページでは、最新のトレンドを反映した人気曲ランキングに加え、曲選びのポイント、著作権に関する注意点、そして感動的なエンドロールムービーを制作するためのヒントを網羅的にご紹介します。ぜひ、お二人の結婚式にぴったりの一曲を見つけて、最高のエンディングを迎えましょう。
結婚式エンドロールムービーの曲選びで失敗しないための基本
エンドロールムービーの曲選びは、単に好きな曲を選ぶだけではありません。結婚式の締めくくりとして、どのようなメッセージを伝えたいか、どのような雰囲気にしたいかを明確にすることが重要です。ここでは、曲選びの基本的な考え方をご紹介します。
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エンドロールの目的と曲の役割を理解する
エンドロールムービーは、披露宴の終盤に上映され、ゲストの名前や感謝のメッセージ、当日の様子などを流すのが一般的です。このムービーのBGMは、ゲストが会場を後にする際の印象を決定づける重要な要素となります。エンドロールは、ゲストへの感謝を伝えるだけでなく、結婚式全体の感動的な余韻を深め、お二人の新たな門出を明るく印象付ける役割も担います。
- 感謝の気持ちを伝える:ゲストへの感謝をストレートに伝える歌詞や、温かい雰囲気の曲が適しています。
- 感動的な余韻を残す:しっとりとしたバラードや、壮大なスケールの曲は、感動的な締めくくりに貢献します。
- 明るく前向きな未来を示す:アップテンポで希望に満ちた曲は、お二人の新たな門出を明るく印象付けます。
エンドロールの曲は、披露宴の「最後の印象」を決定づけます。お二人がゲストにどのような気持ちで帰ってほしいかを具体的にイメージすることで、曲の方向性が見えてきます。
曲の長さと映像の尺を合わせる重要性
エンドロールムービーの長さは、一般的に3分から5分程度が目安とされています。 選んだ曲の長さとムービーの尺が合っていないと、途中で曲が終わってしまったり、逆に長すぎて間延びしてしまったりする可能性があります。曲のサビや盛り上がる部分が、映像のクライマックスと重なるように調整できると、より感動的な演出になります。これを「音ハメ」と呼び、プロの映像クリエイターも重視するテクニックです。

曲の尺が合わない場合は、編集で調整するか、複数曲を組み合わせることも検討しましょう。ただし、曲の切り替わりが不自然にならないよう注意が必要です。また、ゲスト全員の名前を表示する時間も考慮して、適切な長さを選びましょう。
著作権処理は必須!ISUM(アイサム)利用が安心
結婚式で市販の楽曲を使用する場合、著作権の処理が必須です。無許可での使用は著作権侵害にあたり、法的な問題に発展する可能性があります。特にエンドロールムービーは、DVDとして配布したり、SNSにアップロードしたりするケースも多いため、適切な手続きが不可欠です。
結婚式で音楽を使用する際には、「演奏権」と「複製権」の2つの権利が関わってきます。「演奏権」は会場でBGMとして流す権利で、多くの場合、式場がJASRAC(日本音楽著作権協会)と包括契約を結んでいるため、新郎新婦が個別に申請する必要はありません。しかし、エンドロールムービーに楽曲を組み込む場合は「複製権」が発生し、別途許諾が必要です。
一般的に、結婚式での楽曲使用には「ISUM(アイサム)」という一般社団法人音楽特定利用促進機構が提供するサービスを利用するのが最も確実で安心です。ISUMに登録されている楽曲であれば、所定の手続きと使用料(1曲あたり数千円が目安)を支払うことで、合法的に使用できます。
ISUMの公式サイトで、使用したい楽曲が登録されているか事前に確認しましょう。
自作ムービーの場合でも、業者に依頼する場合でも、著作権処理は必ず確認してください。特に、海外の楽曲はISUMに登録されていない場合や、歌詞の内容が結婚式にふさわしくない場合もあるため、事前に歌詞の意味や楽曲の背景を調べておくことをおすすめします。

【2025年最新】結婚式エンドロールムービー人気曲ランキング
ここでは、最新のトレンドと定番曲を織り交ぜた、結婚式エンドロールムービーで人気の楽曲をランキング形式でご紹介します。感動、明るさ、感謝など、様々なテーマに合わせた曲を厳選しました。
邦楽人気曲ランキング
日本のアーティストによる楽曲は、歌詞がストレートに伝わりやすく、新郎新婦様の想いをゲストに届けやすいのが魅力です。感動的なバラードから、明るく前向きなアップテンポな曲まで幅広く人気があります。
1位: Wherever you are / ONE OK ROCK
圧倒的な人気を誇るONE OK ROCKの代表曲。力強くも温かい歌声と、深い愛情を歌った歌詞が、多くの新郎新婦の心を掴んでいます。エンドロールだけでなく、オープニングやプロフィールムービーでも定番中の定番です。
2位: 115万キロのフィルム / Official髭男dism
Official髭男dismの代表曲の一つで、二人の人生を映画のフィルムに例えたロマンチックな歌詞が特徴です。これまでの道のりを振り返り、これからの未来を共に歩む決意を表現するエンドロールにぴったりで、幅広い世代から支持されています。
3位: アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN) / MISIA
MISIAの力強い歌声と、GReeeeNが手掛けた温かい歌詞が融合した感動的な一曲。愛の形を歌い上げるこの曲は、結婚式の様々なシーンで感動を呼び、特にゲストへの感謝を伝えるエンドロールに最適です。
4位: 家族になろうよ / 福山雅治
これから家族となる二人の未来を温かく描いた名曲。優しく語りかけるような歌声が、アットホームで感動的なエンドロールを演出します。
5位: 愛をこめて花束を / Superfly
感謝の気持ちをストレートに伝える歌詞と、Superflyのパワフルな歌声が魅力。ゲストへの「ありがとう」を伝えるエンドロールに最適です。
6位: 瞬き / back number
back numberらしい切なくも温かい歌詞が、新郎新婦のこれまでの道のりや、ゲストへの感謝の気持ちを表現するのにぴったりです。若い世代を中心に絶大な支持を得ています。
7位: ひまわりの約束 / 秦基博
優しくも力強い歌声と、大切な人への想いを歌った歌詞が心に響きます。温かい雰囲気のエンドロールにぴったりです。
8位: にじいろ / 絢香
明るく前向きなメロディと歌詞が、お二人の未来を祝福するような雰囲気を演出します。感動的でありながらも、湿っぽくならないエンドロールにしたい方におすすめです。
9位: ありがとうの輪 / 絢香
感謝の気持ちを歌い上げた、温かいメッセージソング。ゲスト一人ひとりへの感謝を伝えるエンドロールに最適です。
10位: 君とつくる未来 / ケツメイシ
明るく前向きな歌詞とメロディが、お二人の新たなスタートを祝福します。感動的でありながらも、笑顔で締めくくりたいカップルに人気です。
邦楽を選ぶ際は、歌詞の内容が結婚式のテーマや伝えたいメッセージと合致しているかを確認しましょう。ゲストが歌詞に共感することで、より感動が深まります。特に、別れや悲しみを連想させる歌詞は避けるのが賢明です。

洋楽人気曲ランキング
洋楽は、メロディの美しさや壮大さで感動を演出したい場合に最適です。歌詞の意味が直接伝わりにくいため、雰囲気やリズムで選ぶこともできますが、念のため歌詞の内容を確認することをおすすめします。
1位: Sugar / Maroon 5
結婚式の定番ソングとして絶大な人気を誇る一曲。明るくポップな曲調は、ゲストも思わず笑顔になるような楽しいエンドロールを演出します。
2位: The Gift / Blue
結婚式の定番曲として長年愛されている一曲。温かく包み込むようなメロディが、エンドロールにふさわしい感動的な雰囲気を作り出します。
3位: A Thousand Years / Christina Perri
映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の主題歌としても知られる、ロマンチックなバラード。永遠の愛を誓う結婚式にぴったりの壮大な一曲です。
4位: Marry You / Bruno Mars
明るくハッピーな雰囲気で、ゲストも思わず笑顔になるような一曲。カジュアルで楽しい結婚式にしたいカップルにおすすめです。
5位: Perfect / Ed Sheeran
愛する人へのストレートな想いを歌い上げた、心温まるバラード。感動的な歌詞とメロディが、エンドロールをより一層ロマンチックに彩ります。
洋楽を選ぶ際は、歌詞の意味を調べておくことをおすすめします。意図しないメッセージが伝わってしまうことを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。また、ゲストの年齢層を考慮し、誰もが知っている定番曲を選ぶのも良いでしょう。

その他のおすすめ曲(インストゥルメンタル・クラシック・ディズニー/ジブリなど)
歌声のないインストゥルメンタルやクラシックは、映像の邪魔をせず、洗練された雰囲気を演出したい場合に適しています。特に、ゲスト層が幅広い場合や、落ち着いた雰囲気を好むカップルにおすすめです。また、ディズニーやジブリの楽曲は、世代を問わず愛され、夢のような世界観や温かい雰囲気を演出できます。
- Canon in D / Johann Pachelbel:結婚式の定番中の定番。厳かで感動的な雰囲気を演出します。
- Jupiter (The Planets) / Gustav Holst:壮大で希望に満ちたメロディが、お二人の未来を祝福するような印象を与えます。
- Merry-Go-Round of Life (ハウルの動く城より) / 久石譲:ジブリ映画の楽曲は、世代を問わず愛され、温かく優しい雰囲気を演出します。
- Beauty and the Beast (美女と野獣より) / Alan Menken:ディズニー映画の代表曲。ロマンチックで華やかな雰囲気を演出します。

インストゥルメンタルやクラシック、ディズニー/ジブリ楽曲は、歌詞がない分、映像のメッセージをより際立たせることができます。映像と音楽の調和を重視するなら、ぜひ検討してみてください。

エンドロールムービーをより感動的にする演出のコツ
曲選びだけでなく、映像の構成やメッセージの入れ方にも工夫を凝らすことで、エンドロールムービーはさらに感動的なものになります。
当日の写真や映像をリアルタイムで流す「撮って出しエンドロール」
披露宴中に撮影したばかりの写真をエンドロールに盛り込む「撮って出しエンドロール」は、ゲストに大きなサプライズと感動を与えます。 ゲスト自身の笑顔や、感動的なシーンが映し出されることで、一体感が生まれ、より心に残る演出となるでしょう。
撮って出しエンドロールは、プロの業者に依頼するのが一般的です。撮影から編集までを披露宴中に迅速に行うため、高い技術と経験が求められます。 リアルタイムでの感動は格別ですが、費用やクオリティのバランスを考慮して検討しましょう。
ゲストへの感謝のメッセージを添える
エンドロールの最後に、新郎新婦からの感謝のメッセージを添えることで、よりパーソナルで心温まるムービーになります。ゲスト一人ひとりへのメッセージや、全体への感謝の言葉など、お二人の言葉で伝えることが大切です。また、結婚式を支えてくれたプランナーやスタッフへの感謝のメッセージを入れるのも、感動を深める演出になります。
映像と音楽のタイミングを合わせる「音ハメ」の重要性
映像の切り替わりや、重要なシーンが曲のサビや盛り上がる部分とシンクロするように編集する「音ハメ」は、プロの技ですが、自作でも意識することでクオリティが格段に上がります。特に、曲の盛り上がりに合わせてゲストの笑顔や感動的なシーンを挿入すると、より印象的なムービーになります。
ゲスト全員の名前チェックを徹底する
エンドロールムービーで最も避けたいのが、ゲストの名前の誤字脱字です。ゲストへの感謝を伝える大切な場面だからこそ、名前の確認は入念に行いましょう。席次表や招待状の宛名と照らし合わせるだけでなく、複数の目でダブルチェックを行うことを強くおすすめします。

エンドロールは、ゲストが「自分たちのためのムービーだ」と感じられるような工夫が大切です。当日のゲストの表情を多く取り入れたり、一人ひとりに向けた短いメッセージを添えたりすることで、より心に残る演出になります。

エンドロールムービー制作の選択肢:自作 vs 業者依頼
エンドロールムービーの制作方法には、大きく分けて「自作」と「業者依頼」の2つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、お二人に合った方法を選びましょう。
自作のメリット・デメリット
メリット:
- 費用を抑えられる。
- 自分たちのこだわりを最大限に反映できる。
- 制作過程も思い出になる。
デメリット:
- 時間と手間がかかる。
- 動画編集のスキルが必要。
- 著作権処理を全て自分で行う必要がある。
- クオリティがプロに劣る可能性がある。
自作を検討する際は、早めに準備を始め、余裕を持ったスケジュールで進めることが重要です。無料の動画編集ソフトやテンプレートを活用するのも良いでしょう。ただし、